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日別アーカイブ: 2026年6月26日

健’s blog vol.5

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左半身が不自由である私は、このような、中央に手すりのある階段を見かけると、まるで宝物を見つけたような喜びを感じます。

階段というものは、ほとんどの場合、片方の側面だけに手すりが付いております。

例えば、下側から見て、右側面だけに手すりが付いている階段を想定して話しますと、
私は右腕だけが動くので、上る時のみ、手すりを用いることが出来ます。
下りは、私は左腕が動きませんので、手すりは使えません。
ですので、右腕の手のひらから肘までを右側壁に水平に付け、右腕に体重を預けながら慎重に段を下りることになります。

この際、なんらかの拍子で手を滑らせてしまったら、私は階下へ転落し、あの世にコロリと旅立つことでしょう。

けれども。
もし、この写真のような、真ん中に手すりのある階段だったならば。
上りと下り、両方の移動で手すりを使うことができるのです。
おかげで転落せず、生き延びることが出来ました。

ただ単に真ん中に手すりが付いている。
ただそれだけのことが、私の命を救ったのです。なんというありがたさ。

しかし、残念ながらこのタイプの階段はきわめて珍しく、人通りの多い、ごく限られた場所にしか存在しません。

もし旅行先で見かけたら、それだけで心躍ります。

最初に申し上げた『宝物を見つけた心持ち』とは、まさにこれ。

転落を防ぎ、われわれ片麻痺患者の命を守る、この便利で優しい階段が、
我が国にもっと増えるよう、切に願う今日この頃であります。